小説・ドラシモ

魔王とネズミ

悪魔城に大量に発生したネズミを巡ってドラキュラ伯爵が奔走する。(ドラシモというより伯爵様萌えの話)

カウントの刺繍

刺繍に没頭する伯爵と、夏の夜の思い出を瞼に浮かべるシモン。

一万年後も、その先も

調子を崩した伯爵。原因不明の気塞ぎになった彼を力づけようと、シモンは様々な行動に出るが、いずれも効果はなく、伯爵は日ごとに衰弱していく。思い余って血を分け与えようとしたシモンを制して、伯爵はある飲み物を渡した。

29

戦いの記録であるゲームソフトの発売日を記念して、シモン主役のパーティーが開かれた。伯爵はコウモリに身を変えてそのなりゆきを見守っていたが、29周年だというのに肉料理が影もかたちもないことに、だんだんと苛立ちを覚えるようになる。

彼とならすべて楽しく

伯爵とシモンはちょっとした物事を心から楽しむ。顔を合わせるたびに新しい体験をするふたりの、たわいもない日常話。

ふわふわ!

城の新たな防衛設備を整えようとしたが、スランプに陥った伯爵はアイディアが浮かばず悩み抜く。気分転換にと、シモンがテレビ観賞を勧めたとき、伯爵は画面に映る光景に閃きを得る。

ゆるみしからだよこたえて

探索中に罠にかかり、大怪我をして帰還したシモン。神薬で命を取り留めたが、ある困った状態異常に見舞われる。全身が綿で詰まった小さな体、ぬいぐるみになってしまったのだ。

いつも、いつの間にか

シモンとの戦いで負ける回数が多くなってきた伯爵。せめて戦い以外で勝利しようと、ゲームや釣りで青年と競おうとする。

今日を見せて

伯爵の寝顔を幸せそうに見つめるシモン。今日のできごとを寝顔に反映させる彼のことを、シモンはいとおしげに見つめている。

項目:仲直り

花粉症に苛まれ、ささいなことから一方的にシモンを怒鳴りつけた伯爵。そのことを後悔しつつも、顔を合わせるきっかけがつかめない。アレルギー治療も進まぬまま、彼は悪夢にうなされる。

Tenderness

今にも息絶えそうなコウモリを抱き上げる伯爵。その弱りゆく姿を自身の敗北した光景に照らし合わせ、彼もこのような光景を見ていたかと、シモンに対して心を馳せる。

中庭を散策しようと伯爵に誘われるシモン。夕食前の軽い散歩のつもりが、シモンとの語らいが進むうちに、伯爵は自身の存在について昏い思考に陥ってしまう。彼を不安から立ち直らせたのは、ある響きだった。